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前回の温泉三昧からの続きでございます。
- 妙乃湯温泉
- チェックインは15時から
- 「紅葉館 〜和室 渓流側景観あり〜」
- 金の湯・銀の湯
- 夕食は和食会席料理
- 寛ぎの夜とちょっとトラブル
- 旅館の朝食
- 妙乃湯の感想
- JALマイラーさん御用達?
- 旅の最後は大釜温泉
休暇村乳頭温泉郷で日帰り温泉と昼食代わりのホットケーキを食べて時間調整をしてから、いよいよ本日のお宿である「妙乃湯温泉」に向かいます。
バス停ではお隣さんですが、歩いて5分くらいなので徒歩で向かいます。
妙乃湯温泉
乳頭温泉郷にある7軒の温泉宿の1つです。じゃらんでのキャッチは『「金の湯・銀の湯」2つの源泉をもつ和モダンの宿で非日常を楽しむ』です。
また、ブログに載せられてる方も多くて総じて「女性に人気」だったり「食事が美味しい」とのことです。
今回はお仕事三昧の年末年始を前に、鋭気を養うという言い訳をして、食事が美味しくて寛げるお宿ということでこちらを利用することにしました。
公式ページ:乳頭温泉郷 妙乃湯
チェックインは15時から
休暇村から徒歩で移動して15時20分過ぎに到着です。
寒い地方ならではで玄関が二重になっています(風除室)。そこには火鉢があります。
朝、湯めぐり帖を購入するために寄っていたため「お帰りなさいませ」と言われて玄関を上がります。
すぐ脇の部屋(草庵)へ通されて座ってチェックインです。
が、先客が2組にあとから2組すぐに到着します。お茶とお芋で順番待ちです。
お芋もこうなると気分的にワンランク上がります(かな?)
飲み物は温かいお茶です。雪道を歩いてきたからではないですが美味しくいただきました。
チェックインはご挨拶から始まり、館内の説明、お風呂の種類の説明と混浴露天風呂の女性専用時間の説明、貸し切り風呂の予約と進み、夕食の時間の予約(私は18時30分からにしました)、翌日の朝食時間の予約をして終わりです。その後、部屋への案内の途中にお風呂と夕食会場についての説明です。
お部屋に入ったのが15時50分頃です。
お隣でチェックインをしていた若いカップルは以前も来たことあるようでフレンドリーに前回と同じですね!と手早くチェックインを終わらせて私より先にお部屋に案内されてゆきました。
ちなみに他にもう1組もリピーターのようでした。
「紅葉館 〜和室 渓流側景観あり〜」
こちらのお部屋はトイレ・洗面所なしのお部屋になります。
8畳の和室に広縁の質素な和室です。
広縁にはロッキングチェアがあります。
質素な和室なのに少しだけモダンな印象になりますね。座ってゆらゆらしてるといつもと時間軸が変わってゆったりした気持ちになった気がします。
質素ではあっても和風旅館って感じもあります。
お茶請けはぬれ華まめです。秋田県のものってわけではないのですね。
でも、地元にこだわりすぎるよりはいいかもしれません。こちらも美味しくいただきました。
アメニティはこちらに綺麗にまとめられています。浴衣は中サイズ、大サイズ。バスタオルが2枚。ひとりでの宿泊ですが充分です。
金の湯・銀の湯
妙乃湯温泉は2つの源泉があり、それぞれ金の湯、銀の湯と呼んでいます。
金の湯はマグネシウム・カルシウム硫酸塩泉のにごり湯、銀の湯は単純泉の透明なお湯です。
そして、これらのお湯を使った7つの湯船が楽しめます。
金の湯・銀の湯それぞれに露天風呂がありどちらも女性専用時間を除いて混浴となっています。こちらの混浴についてはバスタオルを巻いて入浴することができます。
いろんな方のブログとみていると、こちらの温泉でもご自分で撮ったと思われる写真付きで紹介されているのを見かけます。私も、この大雪の露天風呂の写真を撮ってみたかったのですが、ほぼ満室でお風呂で完全に一人になることはないだろうと自重いたしました。(いや、当たり前なのですが・・・)
写真:乳頭温泉郷公式HPより
17時過ぎから内湯と合わせて1時間弱でしょうか。金の湯の露天風呂で雪に打たれながらボーッと滝を眺めておりました。
夕食は和食会席料理
食事は会場食です。18時からと18時30分からが選べて、私は 18時30分からです。
会場はさきほどチェックインで使った「草庵」という部屋と「ダイニング都わすれ」の2カ所で私は「ダイニング都わすれ」での夕食です。
ちなみに翌朝は「草庵」で朝食でした。
会場に着くと席に案内されます。18時開始のテーブルの間を抜けて一番奥のテーブルに案内されます。ちなみにテーブルは位置を見ると私以外に2名おひとり様がいらっしゃるようです。
着席したときのテーブルです。
真ん中奥で妖しく光っているのはお漬け物の乾燥防止のフィルムです。外し忘れてパシャリ(^_^;
右手前は食前酒の山桃酒です。これも撮影を忘れてゴクリ♩
そして、こちらが本日のおしながきです。
先付けと前菜、鍋物がセッティングされている状態でスタートです。
鍋は食事開始後にきりたんぽを鍋に入れて火をつけてもらいます。
メロ粕漬けのアップ
沢もたし旨煮。きのこの旨煮ですね。
磯つぶ貝旨煮とローストビーフ。
ローストビーフのアップ。
焼酎の水割りとこれら先付け、前菜を交互に口に運んでいきます。
そして、お造り登場です。
ヤマメと岩魚だったような。不覚にも提供でちゃんと説明して頂いているのにはっきり覚えていない。。。けど、こちらも美味しかったです。
そして、お吸い物代わりで稲庭うどんの登場です。私はうどんと言えば讃岐うどんではありますがスルスルっと食べられる稲庭うどんも美味しいです。
続いて天ぷらです。エリンギ、椎茸、タケノコ。素材は地味ではありますがカラッと揚がったものをそのまま持ってきて皿に盛っていきます。
何にしてもできたては美味しいです。こちらは抹茶塩で頂きます。
次は鮎の塩焼きです。大ぶりではありませんがふっくら焼かれており熱いうちに頭も食べきって背骨1本の状態に(笑)
このあたりで鍋がグツグツし始めました。蓋を開け湯気がホワッとでたら美味しそうなきりたんぽ鍋ができています♩
きのこ、野菜から出た旨みがきりたんぽによく染みこんでいます。
これを食べるときの表現はやっぱり「ハフハフ」ですかね♩
続いて里芋の炊き合わせ。この頃、先ほど出てきた天ぷらのおかわりができるとのことで、、、頂いてしまいました。
そして、きのこ汁登場。
これも美味しい。そりゃそうです。そして、このきのこ汁はおかわり自由です。
しょっぱすぎない優しい味付けです。食レポ的語彙力に欠ける自分が恨めしい(^_^;
このきのこ汁は是非おかわりしたかったのですが、ペース配分を誤って焼酎をおかわりしたために、この頃、かなりおなかが苦しい状況になりつつありました(^_^;
おひつに入った新米のあきたこまちをいぶりがっこで一杯だけ食べて。
デザートで締めです。
柿とりんごと大福です。
リンゴはウサギさんカットです。
こちらで夕食は終わりです。
夕食の感想としては、高級食材があるわけではありません。家庭料理の延長みたいな感じですが盛り付けがよくて目で美味しいし、温かいものは温かく。冷たいものは冷たくと基本ではありますが美味しく食べるために必要なことがきちんとされています。
また、鮎の塩焼きや天ぷらなどは皿に盛って提供するのではなくて焼きたて、揚げたてをそのまま持ってくるという演出が上手でした(ネタバレですいません)
寛ぎの夜とちょっとトラブル
夕食後に部屋に戻るとお布団が敷かれています。満腹プラスαで少し苦しいくらいです。こたつに足を入れてゴロンと横になっておなかと酔いを落ち着けていきます。
その後は貸し切り風呂を予約していたので時間に合わせてお風呂に行きます。
こちらの貸し切り風呂は銀の湯(透明単純泉)を使った露天風呂です。時間は30分単位です。貸し切り風呂のあとは露天風呂に移動して先ほどと同様に雪の中で滝を眺めながらお湯に浸かっていました。
トラブルは詳しくは書きません。お部屋の清掃・整備の不十分なところがありまして。。。人によってはそれだけで評価が一気に落ちてしまう内容ではあったのですが、私、日々接客業に従事している身としてはミスは起こりえるものとして考えています。
指摘しようかしないか迷ったのですが、フロントに電話をして指摘させて頂きました。
すぐに修正もして頂いたので問題なしです。
当日は女将さんはご不在だったみたいでご主人が謝罪にも見えられました。
はい!これでおしまいです!
旅館の朝食
朝食は8時からにしました。会場はチェックインで使用した「草庵」というお部屋。
畳敷きですが低めのテーブルと椅子がセッティングされています。スリッパもそのままで。
着席時のセッティングです。こちらにおひつに入ったごはんときのこたっぷりのお味噌汁が出てきます。
こちらはいぶりがっこの醤油漬け。漬け物をさらに漬けるとは恐るべし!
刻んだ昆布も一緒に漬けてるのでこれが美味しかったです。秋田ではおばちゃんたちのお茶請けでよく食べられてると説明がありました。
鮭と鮎の干物です。一度火を通しているとのことでそのままでも食べられるとの説明です。お好みで炙ってくださいとのことです。
炙る前の鮭と鮎です。
生玉子はたまごかけごはんで食べるも良しですが、蒸し野菜とベーコンと一緒に火を通すことでベーコンエッグのできあがりです♩
ちなみに下のペーパーごと引っ張ることでキレイにお皿の上にベーコンエッグを取ることができます。
藁に包まれた納豆です。当たり前ですが明けると納豆が直に包まれてる訳ではありません(笑)視覚的な演出としてはいいですね。
そして、その納豆をオン・ザ・ライス。
納豆には薬味のネギの他に「とんぶり」というものも入っています。
初めて食べるのですがプチプチした食感が楽しいです。ネットで調べると別名「畑のキャビア」とも言われるようです。
写真はないですが味噌汁はおかわりしました!
ごはんもお茶碗で3杯。。。食べ過ぎです(^_^;
食後にはブナ林のわき水とコーヒーです。
目の前の景色を眺めながらまったりしてお食事終了です。
妙乃湯の感想
今回はじゃらんからの予約で14,144円のお部屋でした。ご覧の通りの2食付きです。
「女性に人気」「和モダン」の言葉が示すとおりで鄙びた温泉宿を期待してる人には向きませんが建物はきれいで料理も工夫がされていて非常に快適な宿でした。
お風呂は2つの源泉のうち銀の湯は単純泉で温泉好きには物足りなさを感じるかもしれませんが温度調整のための加温・加水のみの掛け流しでいろんな湯船が楽しめるのも良かったです。
私は盛岡からなので近いのもいいのですが東京からでもこまちで1本で田沢湖に着いてバス一本で宿の前まで来られます。山奥ですがアクセスもいいと思います。
貧乏性なのですぐに行ったことないところを選んでしまう傾向がありますが違う季節にまた行ってみたいと思います。
JALマイラーさん御用達?
ちなみにこちらのお宿はJALの「温泉マイル」の提携宿でもあります。
私もJALのマイレージカードは持っているのですが、2017年はSFC修行でANAしか使っていませんでした。基本的にマイラーとしては貯まったマイルは特典航空券で使うことを考えますがこんなのもあるんですね。
旅の最後は大釜温泉
10時のチェックアウトに合わせて田沢湖駅行きのバスがありますが、湯めぐり帖を使ってもう1カ所寄ってから帰ります。妙乃湯温泉から徒歩で3分くらいの大釜温泉。
廃校になった小学校を移築して使ってる温泉宿です。
こちらも内湯と露天風呂があります。湯めぐり帖にスタンプを押してもらってお風呂に向かいます。少し熱めのお湯ですが短時間でも寒いところを歩いてきた体には気持ちいいです(笑)
ちなみにお客さんが一人もいなかったので・・・
雪の露天風呂!
このあとはバスに乗って田沢湖駅に11時30分頃に到着です。盛岡駅までこまちに乗って今回の旅行も終了です。
東北新幹線は雪対策がしっかりしているので雪で遅れることはほとんどないのですが、秋田新幹線は新幹線と言っても在来線を使っているので、冬期は大雪の影響を受けやすいです。冬期に来られる方はスケジュールには余裕を持ちましょう。